けい先生
離乳食の時にこんなにも欲しがるもの? 幼児食になっても食欲旺盛、大丈夫なのかな? そんな質問をいただきます!
1~2歳児は、脳の満腹中枢が発達しておらず、満腹の間隔が分かりにくいので食べ過ぎの傾向があります。「おなかいっぱいだね」と声掛けをすることで満腹感を感じられるようになると、2~3歳頃には食欲が落ち着いてきます。
体重は成長曲線に収まっているか、急激に増えなければ問題ありません!
量ではなく質に注目
体重が急激に増えているようなら、栄養素のバランスがとれているか、だらだら食べをしていないかなど、普段の食生活を見直してもらいます。
食生活の見直しは、食べたものの量ではなく質に注目しましょう。子供が欲しがるまま肉や揚げ物などの脂っぽい食品や、糖分や塩分の多いものを食べ過ぎたりする場合は注意が必要です。
外食やおやつの質と階数を見直したうえで、極端な偏食にならないようバランスよく栄養素が摂れるようにしていきます。
噛み応えのある食事を
よく噛まずに飲み込むことが多いので早食いになりがちです。よく噛まないと胃腸に負担をかける上、咀嚼の練習もできません。
食品を大きく切る、加熱時間を調節して硬さを残すなどの工夫をします。こんにゃく、きのこ、海藻など、噛み応えのあるものを活用しましょう。一口ごとに水分で流し込まないようにすることもポイントです。
実際に離乳食では柔らかすぎるともぐもぐをせずに飲み込みがちです。初期、中期、後期に合った硬さを意識することが大事です。離乳食でしっかりと舌の使い方を覚えさせるようにしましょう。