小食かどうかは生活全般を見て判断する
お母さん
他の子より食べない気がして。もっと食べてほしいのに……
けい先生
生まれつき食が細い場合や、普通に食べているのに大人が期待する量よりも少ないと、小食と判断することがあります。
量だけで判断するのではなく、成長曲線に沿っていて、元気で機嫌よく、運動量もあるならその子なりに必要量を満たしていると考えましょう。
また、小食な子供は器にたくさん盛ってあるのを見ただけでうんざりしてしまいがちです。初めから少なく盛り付けて、「これだけ食べれば大丈夫」と思わせて心の負担を取り除いてあげます。
食が進めばおかわりすることも出てくるかもしれません。
いつもより多く食べた時は「たくさん食べてえらいね」と、大げさなぐらいに褒めてあげると食べる意欲がわいてきます。
少量で栄養価の高いものを
小食の子供はこってりした料理よりも、あっさりした料理を好む傾向があります。少量で栄養価の高い食品を使って、十分な栄養素が摂れるように工夫します。
<例>
・みそ汁 ⇒ 呉汁
・汁の豆腐 ⇒ 卵豆腐
・白ご飯+ふりかけ ⇒ サケフレークや肉そぼろ
他にも油脂分や乳製品を味のアクセントに使うなどして、食品をうまく活用して栄養価をアップさせましょう。